ウェルスナビについて調べてみた。
<登場人物>
・投資初心者 子猫ちゃん
お金が儲かりそうなら、やってみようと思っている。
・投資経験者 猫仙人
仙人の名が付いているように、怒っていることを見たことがない。
投資経験が豊富らしい。
投資初心者 子猫ちゃん
「時代はAIだし、ロボットアドバイザーのウェルスナビが良いんじゃないかな。ネットで推薦する記事があったし」
投資経験者 猫仙人
「ちょっと待て、まずは手数料を調べてみよ」
投資初心者 子猫ちゃん
「えっと、年率1%みたいだ」
ウェルスナビにかかる手数料
手数料:年率1%
投資経験者 猫仙人
「え?年率1%か。1%は高いんじゃないか。」
投資初心者 子猫ちゃん
「えっと、これで世界中のETFを購入できるみたいだよ」
投資経験者 猫仙人
「そういうことなら、米国株のETFを購入した方が良い。」
ETFの例1
SPDR S&P500EFTトラスト
(ティッカー:SPY)
概要:
米国の代表的な銘柄500株価を元に算出される「S&P500」指数に連動する投資結果を目指す、米国市場のETF。
コスト:売買手数料
信託報酬 年率0.0945%
為替手数料など
純資産:88,700百万米ドル
ETFの例2
バンガード・トータル・ストック・マーケット・イーティーエフ
(ティッカー:VTI)
概要:米国株式市場の99.5%以上をカバーする、MSCI USブロードマーケット・インデックスに連動する投資結果を目指す、米国市場のETF。
コスト:売買手数料
信託報酬 年率0.07%
為替手数料など
純資産:15,900百万米ドル
投資経験者 猫仙人
「バンガード・トータル・ストック・マーケット・イーティーエフ(ティッカー:VTI)は私も保有しておる。すぐには使わないが、あまりリスクを取りたくない金融資産として、ちょうど良いのじゃ」
投資初心者 子猫ちゃん
「もしかして、円からドルに変えないといけないの?」
投資経験者 猫仙人
「その通りじゃ」
投資初心者 子猫ちゃん
「為替損をしそうで嫌だな」
投資経験者 猫仙人
「今後、世界規模の金融危機があれば、リスクオフで円高になり、90円を下回るかもしれない。そのタイミングで買えば、損どころか、特をする可能性が高いぞ」
投資初心者 子猫ちゃん
「そんなタイミングなんて、よく分からないよ」
投資経験者 猫仙人
「タイミングを気にしなくても、経済の好況不況の波を考えると、20年使わないのであれば、どのタイミングでも特をする可能性が高いぞ。」
投資初心者 子猫ちゃん
「米国株を買うのは抵抗があるよ」
投資経験者 猫仙人
「今まで全く、株式投資をしたことがないのであれば、VTIを100万円程度を買ってみると良いのではないか。個別株に比べれば、倒産のリスクがなく、はるかに低リスクだ。
今までとは違った景色がみれるはずだし、投資家としてのレベルアップを測ることができるぞ。」
投資初心者 子猫ちゃん
「めんどくさいな。それなら、ウェルスナビを買うよ」
投資初心者 猫仙人
「少なくとも、手数料年率1%は高いぞ。ETFの手数料(信託報酬)は年率0.07%、年率0.09%でしのぎを削っている世界なのだ。はっきりいって、1桁違う。」
投資初心者 子猫ちゃん
「0.09%とか、細かすぎるよ。インデックス投資家のブロガーが薦めていたから、大丈夫なんじゃないかな」
投資初心者 猫仙人
「インデックス投資家なら、ウェルスナビを進めるはずはないぞ。予想しかできないが、おそらく、インデックス投資家というより、ブログの収益を優先した記事なんじゃないのか」
投資初心者 子猫ちゃん
「え?そうなのかな」
投資初心者 猫仙人
「どんなことに対しても言えるが、有識者が言っているからと思考停止するのは良くない。自分で計算機を叩いて見るのじゃ。それが嫌なら、投資家にはならない方が良いじゃろう」
投資初心者 子猫ちゃん
「そういうことなら、猫仙人の発言も疑うよ?」
投資初心者 猫仙人
「その心構えが大事じゃ」